採用を担当していれば必ず発生する求職者のドタキャン、すっぽかし、無断欠席、ブッチ。
採用したくても採用ができない原因になっていたり、予定を空けておいたのに求職者が来ないと時間の無駄にもなってしまいます。
なぜ求職者は自ら応募したのにも関わらず面接に来ないのでしょうか?
理由大きく分けて2つあります。
- 有効求人倍率は年々増加しており、人が足りず仕事が余っている
- 各求人情報サイトは「同時応募」を推奨しているため、別のお店(会社)の面接に行ってしまっている。
つまり、事業者が求職者を選ぶのではなく、求職者が働くお店や会社を選ぶ時代というわけです。
以上のことを踏まえ、採用プロセスを見直す必要があります。いかに応募者の面接の辞退を未然に防ぎ面接率を上げていくかのノウハウを紹介していきましょう。
面接辞退を決めるタイミングランキング
まずは、どういうタイミングで面接辞退を決めるのかを見ていきましょう。
- 1位.面接の連絡が来てから、面接日の前日まで・・・70%
- 2位.応募後、企業からの面接の連絡が来る前・・・31%
- 3位.面接日の当日・・・14%
参考:面接前の辞退経験の有無と、その理由を調査。何故起きるかを知れば、対策は見えてくる?
およそ7割の求職者が、『面接の連絡が来てから、面接日の前日まで』に辞退を決めていることが分かります。
面接の前日までに、辞退を決める理由ランキング
では、具体的にどのような理由で辞退を決めるのでしょうか?
- 1位.面接前に再考し、仕事内容や条件が希望と異なると判断した・・・45%
- 2位.ネット上でよくない評判や噂を聞いた・・・34%
- 3位.他社での選考が通過した・内定が決まった・・・28%
- 4位.応募先企業で働く自信がなくなったため・・・16%
- 5位.企業側の応対が悪いと感じたため・・・16%
- 6位.面接日の都合がつかなかったため・・・16%
- 7位.面接の連絡が遅かったため・・・14%
- 8位.現在の仕事が忙しくなったため・・・10%
- 9位.希望に反するスカウトメールだった・・・7%
- 10位.周りの人に反対されたため・・・7%
- 11位.面接に行くのが面倒になったため・・・6%
- 12位.面接の連絡が来たが、応募したかも覚えていなかったため・・・3%
- 13位.特に理由はない・・・1%
- 14位.その他・・・9%
参考:面接前の辞退経験の有無と、その理由を調査。何故起きるかを知れば、対策は見えてくる?
1位は「面接前に再考し、仕事内容や条件が希望と異なると判断した」でした。求職者は求人情報をあまり読んでいないことが考えられます。求職者の意識による部分が大きく、改善が難しいと考えられます。
2位以降で対策を考えていきましょう。
面接の辞退を未然に防ぐ方法
①職場に対する悪い口コミを書かせない
「面接の前日までに、辞退を決める理由ランキング」の2位である「ネット上でよくない評判や噂を聞いた」から対策を打っていきましょう。
まず大前提として、「職場に対する悪い口コミを書かせない」ことが大事になってきます。そのためには職場の改善・離職率の抑制が必要になってきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
②求職者に対する素早い返事・返答
第3位である「他社での選考が通過した・内定が決まった」ですが、単純にスピードの問題が考えられます。採用というのはタイミングが重要です。なぜなら求職者の「働きたい」というモチベーションは応募した時が一番高いからです。
以下を意識して素早い対応を心がけましょう
- 応募があったら早く電話をかける。(Web応募の場合)
- Web応募があった場合はなるべく早く面接日時を決める連絡を入れましょう。求職者は他の事業者で面接が決まってしまうと電話にすら出てくれなくなります。
- 早めに面接日時を決める
- 求職者は「早く働きたい」と思っています。よってすぐに面接を組んであげる必要があります。可能であれば当日、遅くても翌日には面接の時間を取りましょう。早ければ早いほど面接に来社する確率は上がります。
- 早く採用通知を知らせる
- 上記同様、求職者は「早く働きたい」と思っています。もし求職者が他のお店(会社)にも面接を行っていて、先にそちらから採用通知が来たとしたら、求職者は早く働ける方を選びます。可能であれば面接をしたその場で採用を通知してあげましょう。
- 早く勤務日を決める
- こちらも上記と同様です。
早くスムーズな対応をするためには、採用担当以外の人でも応募対応ができるようにマニュアル化してしまうのが良いでしょう。募集情報や募集条件を従業員で共有し、採用担当者は「いつ面接できるのか」を事前にスケジュールを抑えておくなどして、休みの日でも面接のアポが取れる状態にしておきましょう。
③研修制度の充実さをアピールする
次は第4位の「応募先企業で働く自信がなくなったため」です。求職者は「どんな仕事をさせられるんだろう」「どんな人と働くんだろう」など様々な不安をかかえて応募します。そのためには充実した研修制度があることなどを求人広告などでアピールしておくと良いでしょう。
④愛想の良い対応とマナーを守った対応をする
次は第5位です。「企業側の応対が悪いと感じたため」。こちらは企業としては重大な問題なのですが一番手っ取り早く変えることができるかと思います。上から目線で偉そうな態度を取ったり、また面接の日時を忘れたりなどもマイナスポイントとなります。
⑤履歴書不要で面接する
ランキングには入っていませんでしたが「履歴書の写真を撮るのが間に合わなかった」「履歴書の準備が間に合わなかった」という理由で辞退する人もいます。可能であれば面接時に履歴書は不要とし、必要があれば面接時に履歴書を記入してもらいましょう。「顔写真が欲しい」という企業もありますが、よっぽど求職者が多くない限りは「覚える」「面接時に撮影する」などで対策しましょう。
⑥職場の雰囲気を改善する
職場の雰囲気を改善することは、面接人数を増やすことに繋がります。なぜならアルバイトの求職者は「下見」をしに職場に来るからです。実際にダイヤモンド社の調査によるとバイト求職者の49.8%は「下見」をしています。
求職者は職場の「下見」をして、「職場の雰囲気は悪くないか?」「どんな仕事をしているのか?」「しっかりと清掃されている職場か?」などを吟味しています。
普段から職場の雰囲気には気を使うことが重要となります。また職場の雰囲気を改善することによって離職率を下げる(定着率を上げる)ことにも繋がります。
⑦前日や当日にアポ確認をする
次は「面接日の都合がつかなかったため」です。特に学生の求職者などであれば学校のスケジュールの兼ね合いなどもあり、スケジューリングに慣れてない人も多いです。対策としては面接日の前日や当日に「お仕事のご応募頂きました○○です。××日××時からの面接、よろしくお願いします」といったメッセージをショートメールやLINEで送ると良いでしょう。
メッセージの最後に「確認できましたら『確認しました』とお返事ください」などを付け加えておけば、返信が来なかった際に備えることもできます。ぜひ有効活用しましょう。