アルバイトやパートの採用で、企業と働き手の立場が逆転する「逆求人」が広がっている。求職者があらかじめ希望の勤務条件を登録し、採用企業側がスカウトを送る仕組みだ。
逆求人の仕組みはこうだ。働き手はスマートフォン(スマホ)のアプリであらかじめ希望のシフトや勤務地、給与水準などの要望を登録。企業の担当者は登録者から条件に合う人を検索し、スカウトのメッセージを送る。その後は面接などを経て採用が決まる。面談日程や条件の調整はアプリ上で行える。
逆求人サービスは人手不足の飲食店店員や、事務職の採用に用いる企業が多い。制約がある働き手の登録が多いが「企業がいい意味で譲歩している」(同社の円谷雄人マネージャー)。登録者1人あたり6~7件のスカウトが来る。バイトも「逆求人」 人手不足、企業がオファー
逆求人サービスの一例