メリット
求人広告費がかからない
まず、派遣は派遣スタッフの勤務時間に対して支払いが発生するので、求人広告費用がかかりません。よって、「求人広告を出したのに応募が来ない」という問題を解消することができます。
手間と時間を省ける
さらに人材を雇用するには、様々な手間と時間がかかっています。具体的には「求人広告の掲載」→「応募対応」→「面接」といった具体です。派遣を利用することによりこういった手間を省くこともできるのです。また給与の支払いも派遣会社が行うので社会保険の加入手続きや税金の計算などの手間も省くことができます。
※事業所の通常の労働者の、1週間の所定労働時間と1ヶ月の所定労働日数が4分の3以上である短時間労働者は社会保険の加入義務があります。
短期で雇用ができるから業務量の変動に対応できる
「1日間だけ」の勤務にも対応した派遣会社もたくさんあるので、「忙しい時だけ」人手を増やすことも可能です。
急な人手不足にも対応
派遣会社は登録スタッフを抱えていることが多いため、状況や場合にもよりますが急な人手不足にも対応が可能です。突然の離職や、病欠があった場合にもフォローすることができます。
ミスマッチを減らすことができる
派遣を利用する場合はあらかじめ派遣会社へ「求める人物像」をオーダーしておきましょう。そうすることによって事業者と求職者のミスマッチを減らすことができます。ミスマッチを減らすことにより、採用の手間や労力を減らすことができますし、離職率の低い(定着率の高い)職場へとなります。
雇用のリスクを抑えることができる
過労死問題をはじめ「雇用」することには様々なリスクが伴います。派遣を利用すれば、事実上の雇用は「派遣元」となるので、直接雇用するリスクを抑えることもできます。
デメリット
人材の質が落ちる場合がある
一概には言えませんが人材の質は『正社員 > アルバイト > 派遣』の順番で落ちていきます。派遣会社をしっかりと選定することが成功の鍵となります。
定着率が下がる(離職率が上がる)場合がある
こちらも一概には言えませんが定着率は『正社員 > アルバイト > 派遣』の順番で下がります。社内にてしっかりと定着率を上げる施策が必要となります。
下記の記事も参考にしてください。
使い方によってはコスト増
派遣を利用すれば求人広告費はかかりませんが、雇用の費用は増えます。詳しくは下記の「料金」の項目をご覧ください。
料金
派遣料は時間給で払うのが一般的です。
料金は派遣会社や職種にもよりますが「既存のスタッフ時給×120%」くらいが相場でしょう。
例えば、既存のスタッフの時給が1000円くらいであれば、1200円くらいの支払いになります。一般的に派遣料金が高ければ高いほど、より多く、より優秀な人材が集まります。
繁忙期や突然の欠員や退職があった場合など、必要な時に人材派遣を利用することで、人件費が下がることもあります。